(株)県勢調査会
出版部:「SARASA」 
     「県勢公論」
     「県勢人事録」発行元
調査部:行政情報調査
      県内企業調査

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 代表挨拶

平素はご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 

 世界から注目を集めた人絹取引所もあった繊維王国福井の産業は発展途上国の急激な技術革新で淘汰されました。一方、九頭竜川の度重なる河川復旧によって土木技術を蓄積し、河川改修、ダム建設、トンネル工事など土木分野でも全国トップクラスの飛島建設、熊谷組、五洋建設を輩出しました。土木建設業が地場産業として栄え、田中角栄元総理が唱えた日本列島改造論と米国からの外圧で景気刺激策として10年間で500兆円の公共事業を行ったことで土木建設業界は潤い県内の土木技術者や作業員は全国の現場で働き家計を潤しました。しかし、時代は変わり、何時までも陳情、陳情と江戸参りを重ね、公共事業や農業、観光に頼らず地場産業の基盤強化が急務です。「どぎゃんかせんといかんがね」

 技術立国日本は先進国と発展途上国の急激な追い上げと度重なる景気対策により財政出動に追われています。逆境の中で裸一貫、政治の力に頼ることなく起業する人はめっきり減り、皆が有名大学に進学し大企業、官公庁を目指すが大企業と言えども国際競争に曝され、公務員と言えども日本の財政を考えると安泰でもありません。中小零細企業から大企業に至るまで政府に頼り、0歳〜18歳、さらに65歳から死ぬまで国に頼るようでは甘えの体質から抜け出せません。政治家も選挙に勝つための政策ばかりに気を取られているようでは国の将来が見えません。

 株式会社県勢調査会は、昭和51年福井市大願寺町に事務所を開設。激動の時代を生き抜き、次世代を担う人々のために一身を投げ出し邁進された方々の生きざまを記録し収録した「県勢人事録」第一巻を創刊、第43巻まで発行致しました。福井県内の豊富な取材に基づいた人物と企業情報提供を依頼主より受け県内事情の調査業にも取り組んで40年。また県内の政治と経済の動きを洞察し、誠に身勝手な視点ではありますが、有意義な情報を提供すべく平成元年より雑誌発行に取り組み、現在の「更紗 SARASA」を平成4年に初版として創刊いたしました。以来、年3回発行し今年25周年を迎えることができました。平成18年4月からは姉妹誌と新聞「県勢公論」も随時発行し、今後も「現代社会を憂う」の信念に基づき的確な情報を収集、発信してまいります。

 会員様、読者の皆さまのご意見も参考に疑問や疑惑を詳細に調査し誌面に取り上げることで皆さまの一助になればと願っております。

(株)県勢調査会

代表取締役 稲井捨信